第10話 投資先の考え方について リスクとリターン

私が戸建ての不動産を投資しているという話をしますと、戸建ての投資なんて自分には出来ないよ、、
と思う方もいらっしゃいます。
ただ、これは一例でありまして、卵を産むニワトリを育てるということが重要であり、戸建て投資でなくても、金融資産でも不動産でも他の資産でも良いわけです。
ここで投資する物を選ぶ際にリスクとリターンのお話をしたいと思います。
リスクは小さくてリターンが大きいのが一番良いのですが、なかなかそうもいかず、リスクが大きいものはリターンが大きく、リスクが小さいものはリターンも小さいというのが普通です。
しかしながら、リターンが小さいのにリスクはとても大きい投資というものも存在します。
新聞などで問題にされた、仕組み債やデリバティブ商品にはそのようなものがあります。
また、リスクには、投資額の最大損失がゼロになる可能性のものがあるリスクと、変動することによりリスクがあります。
個別株などは最大リスクはゼロになってしまいます。
信用取引や借入で不動産を購入した場合にはゼロよりさらに大きな資金が出ていくこともあります。
変動リスクは例えば、アメリカ国債を購入したような場合には、償還時には最終的に元金分が戻りますが途中では購入金額を割り込むことがあります。
また、アメリカ国債であっても為替の影響を受けますので日本円で考えたら目減りすることもあります。
ただ、前回のお話でもありましたように、日本円そのものも目減りするリスクがあるので視点をどこに置くかにより資産価値は変わります。
詳しくは第10話の動画をご覧ください!
収入から残った資金をプールするところまでは多くの方は出来ると思います。
そこから、卵を産むニワトリを育てるためにはどうしたらよいか、そもそも貯金が貯まれば良いじゃないかと思う方もいらっしゃいます。
円による貯金が報われたのはデフレが長く続いたからです。
ここ数年は円安にもなり、円の価値が低下することで、物価が高く感じられるようになりました。
ここ数年不動産価格も上がってきていますが、これも円の価値が下がっていると言えると思います。
日本人は長いデフレで資産価値が落ちてしまうことに気付いていないということが多いです。
金価格を例に動画ではいかに金に対して円の価値が下がってしまったかをお話しております。
金は物の代表例でもあるので、お金を各国で擦りまくった結果、実はもっている円もドルも価値はジリジリと下がっているということです。
開発途上国の人々は自国通貨で給与も受け取るとすぐに、ドルに両替するといいます。
日本もいずれ、それがドルなのか他の通貨なのかわかりませんが、自国通貨の円だけの貯金は不安になる時代が来るように思います。
このような理由で円だけの貯蓄では目減りする心配をしています。
また、円建ての資産でも卵を産まないニワトリはダメだと考えております。
ただ、これは資産防衛と増やすためと両方の面で考えないといけないのですが、若い時期資産が偏るのは仕方ないですし、老後は円でお金を使う以上、ある程度円バランスが多いのも仕方ないことだと思います。

10話を動画でご覧いただけます

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